「もし働けなくなったら、住宅ローンはどうなるんだろう…」
死亡リスクは考えていても、
就業不能(病気・ケガで働けなくなる) については、
意外と考えられていない人が多いです。
結論から言います。
👉 就業不能になると、住宅ローンはそのまま残ります。
そして、多くのケースで
団体信用生命保険(団信)は使えません。
団信でカバーされるのは「死亡」と「高度障害」
住宅ローンを組むと、ほぼ必ず加入する団信。
保障内容は主にこの2つです。
- 死亡
- 高度障害(寝たきりなど、ごく限定的)
つまり、
- うつ病
- がん治療による休職
- 腰痛・ヘルニア
- 脳梗塞後のリハビリ期間
働けない状態でも、生きていれば団信は基本的に使えません。
実は一番多いリスクは「死なないけど働けない」
統計的にも、
- 死亡リスク
<
- 就業不能リスク
と言われています。
それなのに、
- 住宅ローン:団信で安心
- 生命保険:死亡保障だけ
という設計の家庭は少なくありません。
ローンは毎月容赦なく引き落とされます。
就業不能になると、家計はどうなる?
想像してみてください。
- 収入:傷病手当金で約2/3
- 期間:最長1年6か月
- ボーナス:ほぼゼロ
それでも、
- 住宅ローン
- 固定資産税
- 管理費・修繕積立金
は待ってくれません。
貯金が減り、精神的にも追い込まれやすい状況になります。
「団信に特約を付ければ大丈夫」は本当?
最近は、
- がん団信
- 三大疾病団信
- 就業不能団信
などもあります。
ただし注意点も。
- 発動条件が厳しい
- 一定期間以上働けない場合のみ
- ローンが免除されるのは一部ケース
万能ではありません。
住宅ローン×就業不能対策の現実的な答え
結論です。
👉 就業不能保険(または収入保障保険)で備える
理由は、
- 毎月の生活費+住宅ローンをカバーできる
- 団信と役割が被らない
- 働けない期間に「収入」を補える
から。
就業不能保険と収入保障保険、どっち?
簡単に整理すると、
就業不能保険
- 病気・ケガで働けない期間に給付
- 精神疾患対応の有無が重要
- 給付条件は商品差が大きい
収入保障保険
- 死亡・高度障害時に毎月給付
- 就業不能は対象外
- 保険料が割安
👉 住宅ローン対策としては「就業不能保険」優先。
どれくらい備えればいい?
目安はシンプル。
- 住宅ローン返済額
+
- 最低限の生活費
たとえば、
- ローン10万円
- 生活費15万円
→ 月25万円前後の保障を検討。
よくある勘違い
❌「貯金があるから大丈夫」
→ 長期化すると想像以上に減ります。
❌「会社の保障がある」
→ 期間・金額に限界あり。
❌「団信があるから安心」
→ 就業不能は別問題。
まとめ:住宅ローン最大の敵は「働けない期間」
- 団信は万能ではない
- 就業不能=ローンは残る
- 死亡より起こりやすいリスク
- 対策は就業不能保険+貯蓄
住宅ローンは
「生きている限り続く支払い」。
だからこそ、
「もし働けなくなったら?」を
元気な今こそ考えておくことが、
家を守る一番の保険です。

