「うつ病になったら保険は出る?」
「精神疾患って、どこまで保障されるの?」
住宅ローンや生活費の備えを考える中で、
一番あいまいで、一番誤解が多いのが精神疾患の保障です。
結論から言います。
👉 精神疾患は“保障されるケースもあるが、かなり限定的”です。
「保険に入っているから大丈夫」と思っていると、
いざというときに 給付されない 可能性もあります。
精神疾患はなぜ保障が難しいのか?
保険会社が精神疾患を慎重に扱う理由は3つ。
- 客観的な診断が難しい
- 症状や回復に個人差が大きい
- 再発リスクが高い
そのため、
- 対象外
- 給付条件が厳しい
- 給付期間が短い
という設計になりやすいのです。
団体信用生命保険(団信)で精神疾患はカバーされる?
基本は「NO」
一般的な団信は、
- 死亡
- 高度障害
のみが対象。
うつ病・適応障害などでは住宅ローンは免除されません。
特約付き団信の場合は?
最近は、
- 就業不能団信
- 三大疾病+就業不能
などもありますが、
- 精神疾患は対象外
- または一定期間以上の就業不能が必要
など、条件がかなり厳しいのが現実。
就業不能保険で精神疾患は保障される?
ここが一番重要なポイントです。
商品によって大きく違う
就業不能保険には、
- 精神疾患が完全対象外
- 一部対象(給付期間に制限あり)
- 比較的手厚い商品
と、差が非常に大きい。
よくあるパターン
- 給付期間:最長1〜2年まで
- 支給開始:就業不能60日・90日後
- 医師の診断書必須
👉 「一生出る」ことはほぼありません。
具体的に対象になる精神疾患の例
商品によりますが、対象になることがあるのは、
- うつ病
- 双極性障害
- 適応障害
ただし、
- 自己申告のみ
- 軽症
- 休職期間が短い
場合は、給付されないケースも。
精神疾患で一番怖いのは「長期化」
精神疾患の特徴は、
- 回復までに時間がかかる
- 再発しやすい
- 完全復帰まで段階が必要
という点。
それなのに、
- 給付は最長1〜2年
- その後は無収入
というギャップが起きやすい。
じゃあ、どう備えるのが現実的?
結論です。
👉 保険だけに頼らないことが大切。
現実的な対策3つ
- 精神疾患対応の就業不能保険を選ぶ
- 生活費の貯蓄を厚めに持つ
- 住宅ローンは無理のない金額に抑える
特に、
「貯蓄+保険」の両輪が重要です。
よくある勘違い
❌「会社を休職したら保険が出る」
→ 診断・条件次第。
❌「団信があるから安心」
→ 精神疾患はほぼ対象外。
❌「全部カバーされる保険がある」
→ 現実的には存在しません。
まとめ:精神疾患の保障は“過信しない”
- 精神疾患は保険の盲点
- 団信ではほぼカバーされない
- 就業不能保険でも条件付き
- 最後に頼れるのは貯蓄と家計設計
精神疾患は、
誰にでも起こりうる身近なリスク。
だからこそ、
「保険に入っているから大丈夫」ではなく、
どこまで守られるのかを知った上で備えることが大切です。

